サイクルスポーツWEBに掲載されている、アラヤ・フェデラルでヨーロッパを旅した中村天星さんの記録も、今回でついに最終回となります。
飛行機輪行する際に分解したフェデラルの画像もあり、読み応え&見応えがありますよ。

270日、17,000kmの旅を始まりから応援して下さっていた皆様、また今回初めて知ったという方、下の画像より是非お読みください。
最終回からの方は遡って旅の始まりからどうぞ!

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天星さんはこの旅を「周学の旅」と名付けられました。
ただ走るだけでなく、そこから他国の文化や人との関係を学ぶ旅にしたいという思いだったのでしょう。
たくさんの事を学ばれたと思いますが、その旅を追体験する事で読み手の私達も色々な事を感じさせられると思います。

例えばギリシャといえばパルテノン神殿ですが、天星さんは本音を言えば、観光客で溢れかえる神殿よりも、山の中で見かけた人知れず悠久の時が経った神殿の跡の方が心に響いた」と書かれています。
この感覚はとても良く分かります。

6月10日にスペインのサグラダファミリアのイエスの塔完成式典が行われ、特別番組も組まれておりました。
何十年も前になりますが、サグラダファミリアの塔の一つに昇った事があります。
上から降りて来た人とは、身体を壁につけるようにしてすれ違わなくてはいけない狭さですが、そこから見下ろすバルセロナの街は素晴らしかったです。

けれどその数日後、マドリッドからグラナダへ向かう道路沿いにポツンと建っていた朽ちた古い城塞に強く惹かれました。
観光バスの車窓からみつけ「お化けが出るから寄りたくない」というドライバーさんに頼み込んで足を踏み入れました。
残念ながら?お化けには出会えませんでしたが、吹いている風の中にかつてそこに居た人達の気配を感じたような気がしました。

ふと思い立ってAIにそれがなんであったのか、条件を入れて訪ねてみました。
結果「イスラム時代の小規模な要塞ではなかったのか?」という答えでした。
場所は特定できなかったので、二度とそこに行く事はできないでしょう。
旅の思い出は有名な所ばかりでなく、ふと出会った景色の中にもあると改めて感じました。

もう一つ私が「そうだよね!」と共感したのは、日本のトイレが素晴らしいという所。
昔は駅のトイレなどあまり綺麗でない所もありましたが、今はどこも清潔です。
これは世界に誇れる事ではないでしょうか。

ちなみに私が汚いな……と思ったトイレ・ベスト3は(ベストでなくワースト?)

3位・インド、ボンベイの国際空港
大分前なので、今は綺麗になっているかもしれません。
国際空港のトイレがこれ?と驚いた記憶があります。

2位・パラオの無人島のトイレ
シュノーケリングをする為に立ち寄った島ですが、まあ無人島なので仕方ないです。

そして1位!
パリのジャンゼリゼ通りのショッピングセンターのような所のトイレ。
日本はコンビニでもトイレを貸してくれますし、無くて困った経験は余りないと思います。

ヨーロッパはゆきずりの人が使うトイレは少なく、カフェやレストラン、美術館などでお借りします。
そんな中、シャンゼリゼ通りで何件か店舗の入っているスペースの中にあるトイレ、しかも有料(1ユーロ)なのにとんでもない状態でした。

今でもシャンゼリゼ通と聞くと「花の都パリ」でなく「ああ、あのトイレが……」と思い出してしまいます。
ちょっと残念ですが。

と、トイレの話を熱く語ってしまいましたが、天星さんの話からふと思い出したエピソードです。

このように学びだけでなく、人生のエッセンスになる出来事もたくさん書かれております。
270日、17,000kmの旅は簡単に実現する事はできません。
貴重な追体験の機会を与えて下さって、感謝いたします。

これからのご活躍も楽しみにしております!